2010年2月22日にオープンソースソフトウェアとして著名なフリーOS「Linux」の最新バージョン2.6.33がリリースされた。前回のバージョン2.6.32のリリースから約3ヶ月、今年最初のリリースだ。
なお、このLinuxというのはOSの中核であるカーネルの部分をさし、Windowsのようなカーネルに様々なソフトがくっついた物では無いことを言っておく。Windowsのように、カーネルに周辺ソフトウェアがついたものは「ディストリビューション」と呼ばれ、Linuxカーネルを使用しているディストリビューションは数えきれないほど存在する。
さて、今回のリリースで注目される改良点はNVIDIAグラフィックカード向けのオープンソースドライバ「Nouveau」を実装した点だろう。これにより一部の環境に限定されるがグラフィックの性能が向上する。また、サポートされるハードウェアも増える。
他にも分散ストレージシステム「DRBD」のサポート等の改良点がある。
今後の改良にも期待したいところだ。(個人的にはCentOSのパッケージマネージャーの信頼性向上の方を期待したいが・・・・)